必殺!!仕事人

プロ野球 オリックスブルーウェーブ大阪近鉄バファローズグリーンスタジアム神戸
 引き分けをはさんで7連勝。ついにBWがリーグ首位に立つ。チームの調子は最高潮。ここで応援に行かなくていつ行くんだと、平日にもかかわらず神戸に乗り込んだ。

 到着したのはちょうど試合開始(18:15)直前。そしてひとこと「寒い!」今日は晴れ、天気予報でも、21時段階で20度、実際それぐらいなんだがいかんせん風が強い。しかもその風はホームからバックスクリーン方向へ。外野フェンス際の土を舞い上げるほどのこの風が必ずや試合に影響を及ぼすと予感される。

 試合は早くも1回裏に動く。近鉄の先発は、2日前に同じカードで2回1/3を3失点でKOされたばかりの左腕エース・前川勝彦。先発のコマ不足とスタミナが余っているということからの奇策だろう。その前川、ヒットと四球でランナーを出し、4番アリアス三振の間にランナーが2,3塁に進む。2死2,3塁で打席に立つのは5番ライト藤立次郎。チームの切り札「左殺し」である。普段は代打だが、相手が左投手の場合はこうやってライトに入ることもある。現に2日前に前川が先発したときも5番に入りヒットを打っていた。その藤立、前川の球をあっさりタイムリーヒットにして、BWが2点を先制する。

 今日球場に行ったのは、調子がいいときに応援に行こうというのと別に、ストレス解消に外野で騒ごうというのもあった。しかし、1回表は腹ごしらえをしていたが、裏になっても思ったほどテンションが上がらない。そこで寒いにもかかわらずビールを飲んだ(いや、単に飲みたかっただけなんだけど)。これで大丈夫(?)なはず。

 さて、BWの先発も左腕の金田政彦。序盤から強風のためかコントロールが上手く定まらないのか、ややボール球が多い。それでもこの風なので、一発の怖い近鉄の打線に対して低目を丁寧についていき、ランナーを出しても抑えていく。しかし4回表、連打で四球で1死満塁のピンチ。ここでバッターは打率1割台のDHガルシア。ここは犠牲フライを打たれて1点を奪われる、も後続を断ち切る。

 そして応援のボルテージもようやく上がってきた4回裏。前川は相変わらずの制球難で3回ですでに60球近くを投げている。ゆえに、試合展開も遅い(近鉄戦はいつもこれだ)。ここでバッターは先ほどタイムリーを打った「左殺し」藤立。なんとバックスクリーンに飛び込むホームラン!藤立のキラーぶりに前川が沈む。その勢いで「ダメ外人」からの脱却をはかるビティエロがツーベース。田口も続いて1,3塁。そして打席に入った進藤達哉が、見事にライトスタンドに放り込む。点差を5点とする3ラン。一部で「ミスター3ラン」と呼ばれている進藤がまたやってくれた。ライトスタンドの盛り上がりも最高潮。自分もメガホンを足や地面にガンガン叩きつけたり飛んだり叫んだり、もう大盛り上がり大会である(ちなみに、メガホンを地面に叩くのは、より大きな音を、かつ2倍の音、すなわちメガホン自体の音と地面に当たる音で出すためである。音が大きいほど盛り上がる、というわかりやすいタイプです…^^;)

 その後、金田も立て直し、自分は5回終了後(ハーフタイム?)にカレーを食って体力を回復したりしながらハイテンションな応援が続く。打線も爆発して、6回に3点、8回に2点追加して計11点。後半近鉄も疲れてきた金田をとらえて点を入れるも、届くこともなく結局試合は11-5でBWの勝利。強風を追い風とすることができたBWの完勝です。今まで見た中で一番盛り上がった試合だった。来週のロッテ戦も行くぞ!そのためにも、週末のダイエー戦、がんばってくれよ〜!ちなみにヒーローは前川が降板した後代打が出た藤立。まさに左のスペシャリスト(ヒーローインタビューでも「自分は守備は期待されていないから、バッティングで…」と言っていた)。進藤といい、こういった名脇役が仕事をしてくれるとこのチームは強い。

追伸。家に帰って風呂に入ろうとしたら、右ひざからスネにかけて無数のアザが!どうやら力任せにメガホンを叩きすぎたためのようだ。思えばメガホン叩いてた右手の手首も痛いし、指も怪我したしな…ちょっとやりすぎたか