ドキドキ☆初体験

JRA中央競馬 第62回菊花賞京都競馬場
 D-PON氏の誘いにより、かねてから行こうと思っていながら行くきっかけのなかった競馬を初観戦することになった。

 京阪淀駅に着いたのは昼過ぎ頃。駅からの道は競馬場に行く人の列。途中には新聞やペン、食べ物を売る人がいていかにもな感じを出してくれている。競馬場手前の通路を歩いていると、なぜかユニセフの募金箱を持った人々が。ん〜なんか場所を間違っているような気もするのだが?

 入場料200円を払って中へ。広い。そして建物も、公園のようなスペースも芝生が綺麗である。そして、いやに子供が多いよ。なんかほのぼのとした雰囲気が全体に広がっている。向日町とは違う(笑)。

 天気は曇り、ときおりポツポツと雨が落ちてくるが、大崩れする気配はない。コースを近くで見た後、次はパドックへ行く。建物の中を通ると、いますいます、いたるところにそれっぽい人たちが。お客は、若い人と、普段何やってるかよく分からない年取った人の二極が多い。

 パドックでは7レースの出走馬達が回っている。じっと見る…分かるわけがなく。新聞を見て、なんとなくで3頭選び、ボックス。選んだ馬は(6)マルブツエルハーブ、(13)マジックスクエア、(16)フィールドアリーバ。人気は12番人気、3番人気、8番人気。スタンドからレースを見る。初レースだ。…はずれた(ToT)。まあ、それはいいとして、話には聞いていたが結構速い。そして、ゴール近くになるとまわりの人が騒ぐのでいやがおうにも盛り上がる。

 気を取り直して8レース黄菊賞。どうも1番人気の馬がダントツ評価のようだ。ん〜ひねくれてそれをはずして悔しい思いをするをするのもなあ。と思ったので、6番人気(7)マヤノサリーダの単複(笑)。選んだ理由は、父が前に知ってた馬・マヤノトップガン。実家にいた頃は家に競馬雑誌があったのでそれを見て情報が入っていたのだ。一人暮らしをはじめてからは競馬からは離れていたのだが。

 次は下に降りてコース際で臨場感を感じることにする。コースの反対側、非常に遠いところからのスタート。見えない部分は、コース内ビジョンで確認できるし、場内にも実況アナウンスが流れている。思えば鈴鹿ではビジョンは指定席エリアしかなかったし、第一アナウンスはエンジン音でまったく聞こえない。JRA、まさに至れり尽せり。結果?8着(汗)。

 9レース高尾特別。IMEの変換能力によると「孝雄と区別」(笑)。これはスパッと決断、(7)コマンドスズカ&武豊。理由?鈴鹿(汗)。いや、それだけじゃないけど、なんか感覚だから説明しづらい。同行のD-PON氏と被ってしまい嫌な予感(もっともD-PON氏は7レースを的中していたが)。このころから雨がポツリポツリと。レース出走直前、迷子のアナウンスが。こんなときにアナウンスしてもお父さんは迎えにきてはくれまい。不憫なり、迷子。スズカも5着で自分も不憫。

 ここまでのレースの馬連の結果を見ると、800円、5,850円、9,590円、19,900円、19,810円、1,760円、1,380円、1,370円、1,440円。特に午前中の荒れ具合がすごい。ひょっとしたら…と思うが菊花賞は実力馬が勝つ荒れないレースといわれる。はたして…

 10レースのエニフステークス。エニフって何?と言う話になったが、後で調べたところペガサス座の星の名前らしい。なんか疲れたので、このレースは見るだけ。さっきと同じ迷子の親がまだ見つかってないらしい。強く生きろよ。レースは、D-PON氏の本命、(7)ホーマンスピリット、スタート前にゲートを飛び出し大外に回される(笑)。そしていいとこなく沈む。

 何か嫌な予感がした。なぜって次の菊花賞の僕のなんとなくの本命は、(7)サンライズペガサス。(7)に知らぬうちにこだわってきて外し(8レース、9レース)、見送っても(7)は×。死に目か?D-PON氏の本命・(11)ダンツフレームを消し(笑)、(7)から(5)(6)(8)(14)に流し、あと(8)-(14)も追加。

 下に降りてスタートを待つ。雨がポツポツとまた降り出す。新聞を頭にかぶって待つ。G1ということで、今まで中にいた人たちもどんどん外に出て来て、スタンドも一杯、周りも人だらけとなる。もっとも、ちょっと前はもっと多くて、下手すると身動きも取れないほどだったそうだが。今日は天気も悪かったし。

 本馬場入場誘導馬菊花賞3勝ジョッキーの南井調教師。少しテレ気味。馬が紹介されるたびに歓声が。歓声の大きさは、その馬の人気のバロメーター。入場してきた馬は、反対側のスタート地点に集まる。レースまでの間も、別会場(東京、新潟)のレースの放送をしているので、時間は潰せる。

 そして、スターターが壇上に上がり、ファンファーレが鳴る。手拍子、そして歓声(本来は馬が驚くのでよしとされていないが)。なんせすごい人の数だから、迫力がすごい。スタートして、メインスタンド前を通る。菊花賞は3000mの長丁場なので二度前を通る。一周目は顔見せ(馬にとってはもうレースだけど、個人的にね。競輪に慣れすぎか?)、そしてまわってゴール前!逃げた11番人気(10)マイネルデスポットが粘る、粘る!しかし最後に(2)マンハッタンカフェが差して勝利!

 差したのが6番人気のマンハッタンカフェということで、場内騒然。配当の発表を待つ。いよいよ最終オッズの発表!結果は、462倍!462倍?…ということは、100円→46200円(正確には46210円)。おい、誰だよ、菊花賞は荒れないなんていったのは?結局このレースは菊花賞史上最高の配当額でした。

 んで、最終レースも順当にかすりもせず、帰路についた。確かに楽しいし盛り上がる。でも、ハマるとやばいな、と思いながら競馬初体験は終わった。