草野球体験記

 いろいろ野球について語ってはいるが、実は野球自体は未経験だったりする自分。今回誘われて草野球の試合に飛び入りしてきました。場所は大阪南港。朝は早起きして(寝たのが遅かったからあまり眠っていない)、電車を乗り継ぎ地上に出ると、なんとも強い陽射しが照り付けております。果たして試合終了まで持つのだろうかとちょっと心配。
 キャッチボールもわりと久しぶり。ここ最近運動不足だったこともあって、やっているうちに体がほぐれていくのが分かる。7番ライトで出場したのだが、予想以上に右方向に打球が飛んでくる。外野飛球の目測が難しく、つい頭の上を越えられてしまった。ボールがバットに当たるたびに、打球に反応して動かねばならないから、結構な集中力を要する。
 打撃の方は、バッティングセンターのときと同じように、バットを後ろにやや倒して、スイングをコンパクトにする構え。なんせ上半身の力がないので、スイングスピードの遅さをカバーしないといけないのである。バットにボールが当たらないのではないかという危惧は回避されたが、ファーストフライとサードゴロ。サードゴロは打球が弱かったので必死でファーストに走りこんだが、暑さでふらふらの体がすぐに反応できず間に合わなかった。第3打席は追い込まれたところでボールが内角へ。よけようとしてあげた腕の、だぶついていたTシャツ部分にボールが旗包み状態。セコく出塁した。
 ヒットは打てなかったが、野球の楽しさを実感した日であった。ただ自分がプレーすると、あまりプロの選手の批判ができなくなるなあとも思ってしまう。