レギュレーション変更でピット作戦は/弱小チームって…

 [サンパウロ 22日 ロイター] 国際自動車連盟(FIA)は22日、当地でF1世界選手権の来季の規定変更を発表した。
 マシンの速度を抑え、安全性を高めることを目的とした新たな規定では、今季のように1グランプリ1エンジンの使用ではなく、来季からは2グランプリを通して1エンジンに制限。規定に違反した場合、10グリッド降格処分となる。
 また、各グランプリの予選から決勝終了まで使用できるタイヤは1組だけとなる。
 さらに2006年からは3.0リットルのV10エンジンから2.4リットルのV8エンジンに移行するが、弱小チームは2006、07年シーズンはこれまでと同じ3.0リットルのV10エンジンの使用が許可される。

使用エンジンが1エンジン/1GP→2エンジン/1GPってのはまだ対策も早そうだが、タイヤが1GPで1セットという変更は意外だった。耐久性その他、タイヤメーカーはこれから大きな改良を余儀なくされるわけで、ミシュランブリジストンの間に大きな性能差がでてしまう可能性もある。それと気になるのが、ピット戦略の変化。燃料捕球に関するレギュレーションがどうなってるのかはっきり分からないけど、0ストップが可能になるのか、はたまた主流になったりするのか(タンクの容量にもよるんだろうけど)。最近はピットイン/アウトでの順位逆転が多かっただけに、それがなくなるようならF1レースそのものが様変わりだ。
 あと、エンジン変更が遅くて済む『弱小チーム』の定義ってなんなんだろう…。