勝てば官軍

↑神戸太郎さんのこの台詞で救われるような試合。

東京ドーム外野席来ました。Bs vsファイターズ戦。東京ドームではハムも1塁側なんですね。試合前に佐竹台さんを発見しご一緒させていただきました。試合が進むにつれ、神戸太郎さん、その同僚の方、ミスチルファンさん、平野台さんと次々と人が集まり観戦会状態に。平野台さんなんて9回表からの観戦ですから。すごい集団です。

序盤

今日の先発は前川とダルビッシュ。どちらもカウントを悪くして球数が多くなりました。前川は5回1/3で8奪三振を取るなど、アウトはとりつつリズム悪かったですね。スピードも速くて141km/hぐらい。
先制したのはBs。3回、先頭の日高が二塁打。ヨシトモはピッチャーゴロでランナー進められず、平野がライト前にヒットを放つも、ライトは森本なのでホームは突けません。一死一、三塁でバッターは当たってない中村ノリ。守備の様子を見ても足は痛そうな感じですが…

  • 最悪→内野ゴロゲッツー
  • 意味無し→三振もしくは内野フライ
  • 最低限の仕事→犠牲フライ

なんて事を考えていたら、真ん中に入ったダルビッシュの球を捉え、打球は座っていた席の近くに突き刺さる3ランホームラン!ノリは次の打席でも、今度はライトへあわやホームラン(その差20cm!)のフェンス直撃の当たりを放つなど、猛打賞で打撃ではいい活躍を見せました。
しかしその裏、マエカーが金子、マシーアスと連打を浴び(マシーアスの打球は凄い速さだった!)、2番森本にレフトポール側へ3ランを持っていかれあっさり同点。取ったら取られるやな雰囲気。

中盤

中盤はBsの拙攻、というか采配ミスが調子の出ないダルビッシュを助けます。4回、二死で四球の後藤を一塁に置いた状況で打者・日高、カウント1-2からエンドランを外され、セカンドで刺されます。完全に読まれていたというか、調子の悪いダルビッシュなら、やるぞやるぞと見せかけるだけでプレッシャーをかければよかったのでは?
次は6回。先頭のノリが上にも書いたライトへの当たりで2塁へ。バッターは死球退場の清原に代わってDHの村松。あっさり送りバントして足の悪いノリが三塁アウト。ノリが故障でスタート悪いのは分かっているのだから、思い切って右へ引っ張るか、バントするなら代走を送るぐらいの徹底が必要ではなかったか。結果論だけどセカンドが牽制と勘違いしたのか二塁に入ったので一、二塁間はガラ空きだったし。

終盤

次に点が入るのは7回。二死からヨシトモが四球で出塁し平野恵一。低くて速いライナーの打球がなんとライトスタンドに入り2ランホームラン。予想外の展開で勝ち越します。
が、またもやその裏、加藤大輔が連打で無死一、二塁。森本の送りバントをサードで刺せずなんと無死満塁になってしまう。バッターはよりによって小笠原という最悪の場面。ここで出てくる投手は、もう菊地原先生しかいない!カウント1-2からの変化球を引っ掛けて、打球はボテボテのサードゴロ、前進して取ったノリがなんと本塁へ悪送球してしまい2人が返って同点(記録は野選+失策)。
しかし、菊地原大先生はここでキレることなく、セギノールを歩かせて再び満塁とした後、新庄を二ゴロ(セカンドを後藤から塩崎に代えておいてよかった!)、木元を投ゴロ(身を挺して止めた)、川島を二ライナーに仕留めて勝ち越しを許しません。無死満塁から連続でアウトを4つ取る凄まじさ。
ここからリリーフの踏ん張りで試合が止まり、延長戦へ。ファイターズは武田久→マイケルとつないで10回まで無失点。対するBsは、萩原が9日の試合(リリーフで5回を投げ引き分けに持ち込む)を思い出させるような好投で、8、9、10回をパーフェクトピッチング。白ハギーの威力です。

決着

10回表、先頭・キタガーが代わった建山から二塁打を放つ。続くガルシアに代打・水口。みえみえの送りバントは小飛球となり失敗。阿部ちゃんの当たりもライト正面のアンラッキー。塩崎が粘って四球を選んだところで、ファイターズは投手を左の清水にスイッチ。この清水、佐竹台さんの「投球練習でストレートが上ずっていた」という言葉どおり、コントロールに苦しみ、最後は日高が見事ライト前にタイムリー!この打球、森本のバックホームを捕手中嶋があっさりと諦めていたが、タッチしに行っていれば結構際どかったのではないかと思う。
11回裏は大久保がランナーを出すも、併殺でゲームセット。試合内容として問題はたくさんあったが、見ていて盛り上がってしかも勝ったので良しとします。今日のヒーローは日高ですが、菊地原先生、ハギーもヒーローと言って良いでしょう。打てる気配の無いグラボースキーランボー認定です。