オバミュラー分析

今日、来日初登板のBs・オバミュラー投手。GyaOを点けたときには既に降板していたので、Yahoo!プロ野球 一球速報を元に、今日の投球を分析してみます。

基本

  • 5回102球0失点 被安打3、与四球4、奪三振

球数が多くなってしまっていて、5回降板です。おそらくアメリカ流の100球目安と思われるので、中継ぎに負担がかかりそうですね。

球種

  • ストレート 63球 131km/h〜143km/h 平均137km/h
  • チェンジアップ 20球 ほとんどが123km/h〜127km/h 1球のみ113km/h、131km/hあり
  • スライダー 19球 123km/h〜133km/h

ムービングファストをあやつるタイプということで、球速もないし、球種も限られている模様。

左右別・コース別球種



右打者には外角スライダーを使いますが、左打者への変化球はほとんどチェンジアップです。どんなチェンジアップなのか見ていないので分かりませんが、逆に右打者にはチェンジアップを使っていない模様。チェンジアップの半分が見送られるボール球となっていたのは、雨のせいもあるかもしれません。

カウント別球種

カウントは【ストライク-ボール】

一目して分かるとおり、投手にとって有利なカウントほど、変化球を混ぜてきます。変化球は見せ球で、最終的な勝負はストレートといった組み立てです(繰り返しですが、今日が雨だったことも考慮に入れないといけないでしょう)。ツースリーで変化球が多くなっていますがこれは今江に粘られたためで、2-3からの初球は5回中4回がストレートとなっています。変化球での空振りは試合を通して2つしか取れておらず、決め球に使うほどの球ではないのかもしれません。

その他

低目の制球が37球中23球ボールというのがやや心配です。ていうか、低めについては2ストライクになるまで、3球しか手を出してきませんでしたね。初物ということでロッテ打線も徹底して見てきたのでしょうか。
低目以外のストレートでは、空振りやファールを多く取れているので、ムービングファストは利いているんだと思います。追い込んだ後にファールで粘られると、球数が増えて苦しそうです。
来日してすぐということで、日高もリードに苦しんだでしょうが、次の試合でどう組み立ててくるでしょうか。

追記

実際に球場で見られていた佐竹台さんミスチルファンさんによると、ものすごくテンポのいい(早い)投げ方をするそうです。球数が多くて打線や守備に悪影響かと思いましたが、その心配はなさそうですね。1回の頭から盗塁で揺さぶりをかけてきた西岡もアウトにしたようですし、慣れるまで相手も戸惑うでしょう。