志願プロ野球 オリックスブルーウェーブ-日本ハムファイターズ(グリーンスタジアム神戸)

 球場に行く前にB-WAVE(三宮にあるBWグッズなどの店)で藤井、大島両選手のRemixTシャツを買うと、店員さんが奥から大島の直筆サイン色紙を出してプレゼントしてくれた。さらに、球場のゲートを抜けたところで大島のポスター(日程入りの宣伝ポスターではあるけども)をゲット。今日は大島デーか? と思っていたらスタメンには大島の名前は無いわけで拍子抜け。なんでも腰痛かなんかで大事を取ったらしい。その代わりというか、しばらくスタメンを外れていた谷が復帰していた。

 いつもいつも時間ギリギリ(もしくは遅刻)の常連だったが、この日は時間の余裕があったので、三塁側自由席にブルペンを見に行った(一塁側は自由席からじゃよく見えないのよ)。今日のファイターズの先発はシールバック。阪神のストッパー・バルデスをはじめとして今球界では「もみあげ」が大流行であるが、この投手もその一人。今日は髪を切りたてのためか薄めだったけど、とがったもみあげは健在。

 さて日ハム戦といえば、グリーンスタジアムでも観客の入りにくい好カード(笑)。内野に応援団が陣取る西武を除けば、終了後広場で騒ぐダイエーファン、大阪人丸出しの近鉄ファン、黒い一団ロッテファンと、レフトスタンドがライトスタンドを圧倒しているのだが、このカードはそういう意味でも安心して見られる。この日は前日まで天気が心配されたせいか、平日ナイターでも特に観客数が少なそうな気配。


内野2階席から見たグリーンスタジアム。写真をクリックするともう少し大きい写真(90KB)が表示されます。

日本ハム オリックス
6 田中賢 6 塩崎
5 金子 5 後藤
3 小笠原 8 谷
9 藤島 D セギノール
7 クローマー 3 シェルドン
5 田中幸 2 日高
D 木元 7 塩谷
2 野口 9 葛城
8 井出 4 進藤
P シールバック P 戸叶

 試合が始まって、ブルーウェーブの先発は、昨年よりかなり成長して先発要員として使えるようになった戸叶。あっさりツーアウトをとってバッター小笠原。独特のフォームを写真に撮ろうとカメラを向けていたら、打球はライトスタンドにつきささるホームラン。あっさり日ハム先制。その裏、シールバックの四球もからんで満塁のチャンスも、シェルドンの犠牲フライによる1点で同点にするにとどまった。

 投手戦の様相を示し始めたところで、売店へ。神戸での開幕戦の時には長蛇の列で変えなかったホットドッグ屋が、ずいぶんと空いている^^; スパイシーモンスターと名づけられた巨大ホットドッグを購入。実物が左写真。

 なんで縦向きで写真撮ったんだろう^^; 分かりにくいけど隣の携帯電話の大きさと比べてください。携帯電話が縦17cm、横4.5cmぐらいです。野菜も無い、パンは小さい、インパクト重視の巨大ドッグ、上にかけるソースの違いだけで3種類あります。値段は張りますが(800円)ミールクーポンを持ってる方は話のネタにでも一度お試しあれ。

 試合は5回表のブルーウェーブの守備、不調の葛城が、僕の周辺の一部で「できちゃった」と呼ばれている(笑)俊足・早川大輔に交代。戸叶が井出に2ランを浴びて3−1に。ブルーウェーブは3回から一死三塁、二死満塁、一死一・三塁とチャンスを作りつづけるもいつものごとくタイムリー欠乏症。しかし6回、投手がシールバックから金村に代わったところで打線がつながる。進藤タイムリー、後藤のサード後方に落ちるラッキーな同点打で金村は武藤に交代。ここでこの日3安打目となる谷のライト前タイムリーで逆転する。その後すぐ、ブルーウェーブも投手を岩下にスイッチするがこちらもよくない。ワンアウト後、連続四球で今村に交代、今村がこの日四番に座った藤島にタイムリーを打たれ同点。

 7回表の開始時、ラッキーセブンということで日ハムの応援歌が流れる。するとなにやら外野フェンスによじ登る観客が…その手には札幌移転断固反対の白い横断幕。関西のファンが反対しているのか、それとも東京からわざわざやってきて反対運動をしているのか、スタンドが空いてるだけによく目立っていた。 

 試合は9回、表の日ハムの攻撃。レフト塩谷を佐竹に変えるという、なんとも微妙な守備固め。中村がライト前ヒット、金子が送ったところで小笠原は当然の敬遠。藤島はセカンドライナーに倒れるも、代打古城の当たりはレフト前へ。守備固めが功を奏したかランナーストップで二死満塁(佐竹の送球、思いっきり投げるのはいいけど逸れそうで危なかったぞ)。しかしここでも今村が続投。田中幸雄がキャッチャーフライを打ち上げ、なんとか攻撃終了。

 安堵の空気が流れた球場内、打席には谷。その初球、右へ流した打球は伸びて伸びてライトスタンド! 谷らしい初球打ち、谷らしい右打ちはなんとサヨナラホームラン! ケガから志願出場して4安打の谷が、見事にチームの顔であることを印象付けた試合となった。これで僕としても今年の生観戦初勝利。