シンプル・マーケティング

ブランディングを中心としたマーケティング関連書籍をとりあえず多読しようという自分施策のとりかかり。2000年発行ということでちょっと話題が古く、インターネットマーケティングがもてはやされている状況に警鐘を鳴らし、従来のマーケティング手法を忠実に行うことの重要性を説いている。今となってはITビジネスの不確実さが明らかになっているので、第0章「インターネットの功罪」は不要ではあるが、それ以降はスタンダードな話なので(自分のような)入門者にはちょうどいい。一方で、スタンダードな分だけ後には残りにくい。面白かったのは最後の「クリエーターと代理店との付き合い方」。代理店に丸投げして上手くいかないのはクライアントにも責任がある。クリエーターの特質を理解して上手く使うのが効果をあげる正しいやり方だ。