ホークスとマリーンズが挑む"完全優勝"
ホークスは新垣の1-0完封で勝利、一方マリーンズは急遽出場の西武・山岸穣に5回1/3をパーフェクトに抑え込まれ敗戦となり、またもプレーオフ1勝ハンデの条件となる5ゲームに開いたパリーグ上位争い。なんと明日からは千葉マリンで直接対決4連戦という日程。この4連戦の結果で以下のようになる。
H-M | G差 | 備考 |
---|---|---|
4-0 | 9 | H1位確定 |
3-1 | 7 | H1位確定 |
2-2 | 5 | |
1-3 | 3 | |
0-4 | 1 |
4連戦後の残り試合が共に6のため、マリーンズは1位を取るためには、どうしても4タテが欲しいところだ(Mが3勝1敗の場合、残り6試合をHが3勝3敗でもMは全勝が必須)。
Mの4タテにはもう一つ意味がある。現在このカードはHの9勝7敗だが、Mが4連勝すればカード勝ち越し。すでに他4球団の勝ち越しを決めているMはパ全球団勝ち越しを達成する。
Hとしても、5球団勝ち越しのためにはこの4連戦を2勝2敗、そして直後に控える西武との3連戦(現在9勝8敗)を2勝1敗で行くことが必須である。昨年は勝率1位ながら西武とロッテの2球団に負け越し、プレーオフでも西武に敗れただけに、今年は2年ぶりの完全優勝で弾みをつけたいところである。
ちなみに、ホークスとマリーンズの引き分け数が同じのため、M4タテだと同率優勝の目も出てくる。その場合は3位のチームのプレーオフ進出権が消えることも覚えておかなければならない。
どちらにせよ、明日からの4連戦は各チーム気になるところであり、プレーオフ進出が決まった後でも消化試合にならないという見本のような展開である。