あらためて状況整理

佐竹台さんが優勝争いチームについて、今後の状況を分かりやすく整理してくれているので、残留争いの方を見直してみたいと思います。
神戸の17位以下(降格)は前節で確定しましたが、今日16位の柏が引き分けたことによって、残り試合2試合で勝ち点は最高で38。これによって、大分、大宮、名古屋、新潟の4チームが今日、残留を決めたことになります。17位の清水もすでに勝ち点38で、次引き分けでも残留決定。ただ、清水は柏との得失点差が+8であり、ほぼ確定と言ってもいいかもしれません。8点差なら清水が0-2、0-2で負け、柏が2-0、2-0で勝ってようやく詰まる差ですから。(もっとも、0-7で決まる試合だってありますがね)清水は次節は守りを固めて、引き分け狙い、最低でも1点差以内の負けでもいいと考えるかもしれません。
となると、残りは16位(入替戦出場)の柏と17位(自動降格)のヴェルディの争いのみ。そしてこの2チームが、次節直接対決(柏ホーム)です。この2チームの勝ち点差は5。ヴェルディは引き分けでも17位確定で降格。逆に言えば柏は引き分けで16位確定。上記のように、勝っても15位は遠い。それでも勝利を目指すのか、入替戦やむ無しと引き分け狙いで守ってくるか。僕は後者の可能性が高いと思いますが、そこに迷いがあったらチームとして危ないと思います。
ヴェルディが勝って最終節にもつれ込んだ場合、ヴェルディは大分と、柏は鹿島と対戦です。ここでもヴェルディが勝って、柏が負けない限り逆転はありません(ヴェルディが2試合で10点以上とるなんて計算はしません)
ヴェルディが対戦する大分は、鹿島・セレッソと優勝争いをしているチームと引き分けて、ここ10試合で6勝3分1敗と調子のいいチームですが、残留が決定したことによって多少、無理はしないという気持ちが出るかもしれません。
一方、柏と対戦する鹿島は、現在3位で首位と勝ち点差2。まだ優勝の可能性が残っています。ただ、次節の結果次第では最終節の優勝の可能性が無くなります。柏としても「勝てば優勝の可能性がある」というチームと「優勝の可能性ゼロ」のチームでは、やり易さは全然違うはずです。
ちなみに、鹿島の次節の対戦相手は上に名前の出た清水。引き分け狙いの清水に鹿島が勝てるかどうかは、降格争いに直接も間接も関係するので注目です。ガンバサポーターの佐竹台さんには悪いですが、鹿島に最終節まで優勝の可能性がある展開になることを願っています。
もっとも、ヴェルディが次節の直接対決で柏から勝ち点3を上げる、まずはそれからなんですがね。