still echo@恵比寿リキッドルーム

F1をTVで見た後一眠りして、リキッドルームで行われたライブイベントに行ってきました。今日登場するのは曽我部恵一小谷美紗子という、個人的に惚れ惚れするような組み合わせ。

曽我部恵一

先に登場したのは曽我部。弾き語りでもなく、曽我部恵一BANDでもない、新しいメンバー。曽我部恵一(Vocal&Acoustic Guitar)、大塚謙一郎(Bass、曽我部恵一BAND)、加藤雄一郎(Sax)、北山ゆう子(Drums)。
ギターが1本でサックスが入り、オープニングが『月光荘』から始まるなど、普段と選曲も異なる新しい曽我部のライブでした。
うろ覚えセットリスト
>>月光荘→恋はいつも→今日を生きよう→ギター→ラブ セレナーデ→塀の上で(はちみつぱいカバー)→白い恋人→東京〜東京 2006 冬→3つの部屋→愛のかけら<<
曲順は間違ってるかもROSEブログにセットリスト載ってて、合ってました。「愛のかけら」の曲名を間違っていたけど…修正済み)。まあ、普段ライブに行っている人なら、曽我部BANDとは違うなあと分かってくれるかと思います。「東京」と「東京 2006 冬」は続けて演奏。「3つの部屋」は予定になかったらしいけど、急遽やることになりました。今考えれば、小谷美紗子が調子悪かったからというのもあったのかも?一番印象に残ったのは「ラブ セレナーデ」。CDではあまり聴かない曲なんだけど、ライブだと熱唱する曽我部の姿が非常に幻想的でよいのです。
11曲というのも2バンドにしてはやった方かと思うけど、今日はMCが非常に多かった。しかも話を振られるベースの大塚さんはマイクを持っていないものだから、困ったような表情と身振りで返事をしてた。

  • エッセイ集を出す予定
  • 書下ろしでの中に「讃岐うどん概論」という話がある。一言で言うと「讃岐うどんはグルメではない」
  • 「今日を生きよう」のPV撮影でうどんを14杯食べたはつらかった
  • サニーデイのPV集も出してみたい。ボーナストラックつけないとDVDって買わないよね
  • 西武ライオンズの裏金の件は、選手がかわいそうだ。「どうぞ」って一千万円出されたらもらっちゃうよ(SOKABE'S DIARYも参照
  • ギターは大学に入るとき、親のカードを持ち出して買った
  • ベースの大塚さんは子供が生まれて、毎日写真を見せる親バカぶり。親バカなのには理由があるが秘密
  • ハルコの名前の由来は、「2001年宇宙の旅」のHALより。春に生まれたからというのもある(2001年生まれ)
  • 泉谷しげるみたいなライブをやってみたい(「泉谷死ね!」「なんだバカヤロー!」みたいな)
  • ドラムの北山さんは「機能美フェチ」。ジッパーの沢山ついたカバンとか、ハイテクスニーカーとか計算された設計の橋とか白バイとか
  • サックスの加藤さんのアルバム(一昨年発売)には、曽我部も1曲参加している
  • 「3つの部屋」の名前の由来であるカフェ「トロワ・シャンブル」で、左側の柄本明さんのお気に入りの席に座っていると、柄本さんに思いっきり睨まれる
  • 4月のリキッドルームでのオールナイトは、5時間曽我部が歌いまくります(大塚さん苦笑い)

などなど、いつになく饒舌で上機嫌な感じでした。

小谷美紗子

CATCHの時と同じ、ドラムス・玉田豊夢、ベース・山口寛雄のトリオ編成。これに小谷美紗子のピアノと声と、力強くシンプルな音が4つぶつかり合って最高の音楽が生まれるのです。この3人の組み合わせは最近では個人的に最高だなあ。特にドラムのトムくんがいつ見ても格好よくて、6月・7月の100sライブが今から楽しみでしょうがないのです。
「曽我部さんみたいにうまくしゃべれないから」とMCは控えめに。他の2人も全く喋らないメンツだしね〜。喉の調子でも悪いのか、タンブラーからおそらく水では何かを飲んだりMC時に咳き込んだり、途中で空調を止めてもらったりという様子だったんだけど、いざ曲が始まるとあの圧倒的に強い声は相変わらずなのが凄かった。何度聴いても「Who」は良いのだけれど、今日は終盤3曲、アルバムに収録予定の新曲をやってくれた。ということは次のアルバムもこの編成であろうことが予想されるのだけれど、この3曲が非常に気に入ったのである。CATCHよりもさらに勢いを増した感じで、初めて聴く曲に関わらず心と体が揺さぶられるのです。特に「ピエロ」(「消えろ」かも)という曲がお気に入り。発売は6月らしいけど、今から楽しみです。調子が悪かったためかアンコールがなかったのが心残り。

やらないかなあと期待していた、曽我部×小谷での演奏は結局やりませんでした。やったら化学反応が起こりそうな気がするんだけどなあ。いつか実現して欲しい。