その3:目の前での衝撃

Ron342000-10-01

関西アメリカンフットボールリーグ 京都大GANGSTERS−同志社大WILD ROVER戦(宝が池球技場) 初めてのアメフト観戦。ことの発端は、2回生まで所属して今は引退の身となったサークルで、京大アメフト部ギャングスターズの特集をすることになった(大学内の情報誌の編集をしているのだ)。それで試合を見に行くのだが、なんでも関係者として入れるらしい。スポーツライターに憧れる者としては、それはなんとかついていきたい。幸い取材同行者が少なかったので、一緒に行かせてもらえることになった。

 試合開始30分前に宝が池球技場に到着。関係者入り口でプレスパスを貰う。それを首から掛けるとなんだかえらくなったような気がする。受付で記入した用紙には、一般の新聞やスポーツ新聞などの名前が連ねてある。なんて役得なんだああああ(興奮)

 グラウンドに降り立つと、もう目の前は一面の芝。天気予報では曇り時々雨ということだったが、どっこい雲はあるものの暑いぐらいの晴天である。最初はスタンドについて試合を観戦する。スタンドでは応援団が大きな声を張り上げて応援をしている。応援団には知り合いも多いので挨拶しようかと思ったが、あまりに一所懸命なので邪魔しないようにしておいた。

 試合開始。京大のキックをターンオーバーする同志社がいきなりのファンブル、そこを京大がすかさずリカバーする。そして、あれよあれよといううちにタッチダウン。キックも決めて試合開始直後に7点を先制する。第2クォーターにもタッチダウンをあげて13-0。しかしパスのインターセプトされてタッチダウンを奪われ、13-7と詰め寄られる。ここで第2クォーター終了。ハーフタイムへ。

 ハーフタイムのうちにグラウンドに下りる。テレビカメラや本職のカメラマンがたくさんいる。後半はグラウンド脇から写真を撮りまくることにする。

 目の前で繰り広げられるぶつかり合い、ぶつかる音や叫ぶ声が聞こえる。やはりスタンドとグラウンドは違う。プロの人の邪魔にならないように移動し、ライン2メートルのところまで接近できる。近くで見れば見るほど、ボールがどこに行ったか分からなくなる。相手を欺くためにフェイクを使うのだから、素人の目ではスタンドから見たようにはボールを追うことができない。

 それでも、ゴールライン近くでカメラを構えていたら、目の前で2度のタッチダウンがあった。接近してくるのでなかなかうまく写真をとることができない。それでも迫力は感じる。グラウンドの端のほうに行くと、マスコミの人だろうか、試合をハンドカメラで撮影しながら経過を口で説明し録音している。こちらもプロといった感じで迫力があってよかった。

 結局試合は33-7で京大が圧勝。格下の相手であったが気持ちのいい試合であった。今年はギャングスターズも不調らしいが、またがんばって欲しい。