その5:女子スポーツにも潜入

関西学生ラクロスリーグ【女子】 京都大−神戸女学院大(京大北部グラウンド)
 友人に、女子ラクロスの試合を見にこないかと誘われた。なんでも、知り合いが出るので応援に行きたいが、女子の試合に一人では行きづらいということらしい。こっちとしてもそうそう行ける機会でもないし、場所が大学内で手近なので、即座に決定した。

 試合は10時開始。10分前ぐらいに行く。リーグ戦ということもあって、この試合以外の大学も来ている。女子のリーグなので、もちろん選手は女子ばっかり。練習する選手達の声も男のやっているスポーツとはちょいと違う。審判もスタッフもほとんど女子。なんだか自分が場違いなところにきてしまったような感じがする。

 で、試合開始。実はラクロスについて、ルールをはじめとしてほとんど何も知らない。とりあえず分かるのはスティックでボールを運んでゴールに入れれば得点ということだけだ。最初は何がなんだかよく分からず、ボールをひたすら目で追うだけ。どうやらボールをキープしたままどれだけ走っても構わないらしく(つまりバスケットボールのトラベリングのようなものはない)、ボールを奪うと一気に攻勢が変わる。交代はハンドボールのように自由にできるようだ。

 そのうちスピードに目が慣れて、パスなどもよく見えるようになる。一般にボールをとると攻めるほうはほとんどみんなが攻め、守るほうはほとんどが守備に回る。このへんもハンドボールっぽい。キーパーはプロテクターをつけ、スティックも他より大きい。ときおり反則があるらしく黄色い旗が出されるが、何が反則なのかはちょっと分からなかった。

 試合は一進一退で、なかなか差が開かない。試合中もベンチの選手は手をたたいたり声をそろえたりして応援している(特に神女)。一人やたら長身、というか背だけじゃなくて体全体を大きくしたような選手がいて、どうもチームの要らしい。遠近感が狂う(笑)。

 試合時間は30分ハーフ(たぶん)。試合中はずっと走りっぱなし。正直言って女子のリーグで、こんなに大変とは思っていませんでした。でも、試合終了後、選手が泣いていたりするのはいかにも女子スポーツっぽくて新鮮な感じがした。

 あ、結果は7−6で神女が勝ちました。