その7:京大vs近大 第2戦

関西学生野球 近畿大−京都大(西京極)
さて、先日近大に完敗した京大だが、関西学生野球は2勝先取制なのでもう1試合ある。23日が雨で中止となり24日に順延されたのだが、ちょうど講義が休講になったのでもう一度観戦に行った。

 前の試合も一緒だったのりを氏と共に、今度は京大ベンチの真上に座ってみた。スタンドを見渡しても日曜日だった22日に比べると非常に寂しい。京大の応援団はそれでも人を送り込んでいたが、近大は勝てば優勝という試合なのに応援団は一人も来ていなかった(さ、寒すぎる…)。

 試合が始まっても、日曜日ほどの活気はない。スタンドには京大の応援団の声が響く。それに対し、よく聞こえてくるのがベンチから発せられる声。前回は応援団の近くで聞こえなかったのだが、かなりベンチからグラウンドに向けて声がかけられている。その内容は、さすが大学野球だけあって…ということはなく、もう草野球と同じノリ。「バッター打つ気ないよー」とか「何でも振るよー」とか、もう正しい野球がここにある(意味不明)といった感じがして、個人的には好感が持てた。

 さて試合のほうであるが、これが前の試合にまして一方的なゲーム。なんと近大の投手・野村が京大打線を1安打完封という完璧な投球で抑え込み、打線も5回に一挙5点をあげ、結局近大が6-0で圧勝だった。いやあ近大は強いと聞いていたけど、京大ちょっと不甲斐ないんでないか?

 てなわけで近大がリーグ優勝を決め、胴上げが行われた。とはいえ応援団も来ないような状態なので、なんだか寂しい感じ。それに対して京大側も胴上げが行われた。実は京大の沢田監督が今季限りで勇退ということなのだ。沢田監督は元京大の選手で全日本のセレクションに参加したことがあるほどの人で、監督になってからも4年で10勝をあげたいい監督でした。それに、4年生にとっても最後の試合ということで、負けても盛り上がって記念撮影などをしていたり。4年生の皆さん、監督、お疲れ様でした。

 そんなことをしている間に人がぞろぞろとスタンドに入ってくる。いったいどういうことなのか?それは、この後に同立戦が行われるのだ。