試合は最後まで分からない

プロ野球 オリックスブルーウェーブ大阪近鉄バファローズ第2戦(グリーンスタジアム神戸
 今回の観戦は、BlueWave Stadium主催の観戦会に参加という形でのものであった。連日の部活での勧誘活動で少々疲れていたので、三宮あたりで気分があまりよくなかったのが少し心配であった。観戦会への参加は初めてだったのでみんな初めて会う人ばっかりということで多少緊張もあったのかもしれない。

 GSに着き集合場所を見つける。今回の参加者は15人とのこと。今まで経験の無い大人数である(パ同の時も8人が最高だったはず)。また、今回は初めての内野席での観戦となる。いつも外野席から見ていたので、その辺の違いも楽しみであった。

 BW先発は加藤伸一、対する近鉄の先発は2戦連続完投勝利で好調の前川勝彦。1回の表、近鉄の攻撃。1番大村直之がいきなり左中間に2塁打、送りバントの後に中村紀洋があっさりタイムリーを打ち先制される。さらに次のローズが2ランで0-3。あっという間の3失点に嫌な雰囲気がただよう。

 その裏BWの攻撃、調子のよかったはずの前川のコントロールが(いつも通り?)定まらない。1アウトから大島公一にデッドボール、谷佳知にフォアボール。アリアスのショートゴロは内野安打になり満塁。早くも反撃のチャンスである。ここで打席は前日代打で出場し「左殺し」ぶりを発揮していた藤立次郎。しかしここはゲッツーでチャンスを潰す。

 しかし前川の乱調は収まらない。2回の裏も2アウト1塁からデッドボール。塩崎真のショートライナーが近鉄のショート・阿部真宏のグラブをはじきまたも1アウト満塁。ここで大島がライト線にぽとりと落ちる走者一掃の同点二塁打。続く谷のタイムリーで4-3と逆転した。

 その後4回までは両チーム無得点で進むのだがどうも前川のコントロールが悪い。球数も多いのでテンポも悪いピッチングである。5回表、近鉄は打率が1割ほどの的山哲也に一発が出て同点に追いつくが、その裏の前川のピッチングが問題であった。先頭のアリアスにフォアボールを出し、藤立にヒットを打たれた後、田口壮にタイムリーを打たれあっさり勝ち越される。そして続く進藤に3ランを浴びる。

 その次の、ついに8番まで下がってファンからも見放されそうになっているビティエロにヒットを打たれたところで交代。なんと4回0/3で96球という球数であった。この時点で試合は2時間を越えていた。このままでは4時間試合になるのではないかというペースだったのだが…その後のリリーフがよく抑え9回に入るときには試合時間2時間43分。なんなんだこのハイペースは。

 そして9回表。BWのマウンドは再起にかける平井正史。8回は3者連続三振に斬ってとり、9回も2アウトランナーなし。このまま試合終了かなと思ったところで代打川口憲史にホームランを打たれる。また無駄な1点をとられて…と思っていたら底から代打北川博敏にヒット、1番大村の2塁打で1点、代打鷹野史寿にフォアボール。2アウト1、2塁となる。9-6で打席には中村紀洋、一発出れば同点という大ピンチ。平井以降のピッチャーを準備させていなかったBWは慌てる。タイムを取り、ファーストのアリアスを五十嵐章人に交代し、時間を稼いでおいて守護神・具臺晟の登場だ。代わった具もタイムリーで1点を献上し9-7で打者は初回にホームランを打ったローズ。ここで1発出れば逆転だが…

 ローズ打った!センターへ大飛球!入るか?入るか?しかし打球は風に押し戻され、なんとかセンターフライでゲームセット。もしあの向かい風が無かったらスタンドに入っていたのではないか?というぐらいの危ない綱渡りでBWが勝利した。なんとも勝ったわりには爽快感の無い試合だった。スリルはあったけど^^;

 で、内野2階席から観戦した感想だが、打ち上げた打球の行方がよく分からなかった。いつも外野で低いところから見ている感覚で見ると、ライト側ファールボールがライト線あたりに見えたり、センター付近への打球もどこに飛ぶのかよく分からないし。もっと何度も行って慣れるしかなさそうである。

 この後は祝勝会をかねたオフ会を行った。いつも一人でBWを応援に行ってた身としては、多くのBWファンと知り合えていろんな話を聞けたことは非常に楽しかったし、これから応援に行くモチベーションともなる。偶然2次会の会場前のモニターでその日のイチローの決勝2ランを見て、みんなで盛り上がれたのもいい経験である(^^)