全能の俗物、人間らしさ

ブルース・オールマイティ」全能の神の地位を譲り受けたジム・キャリー演じる主人公はテレビ局の汚れ系レポーター。アンカーマン(メインキャスター)の地位に着くため能力を使う一方で、神としての仕事もこなさなければならず…という話。ジム・キャリーなので前半のコメディ部分の面白さは間違いなしだったのだが、後半、妻の祈りの声が聞こえてくるところは感動してしまった。
笑えて、感動したんだけど、ジムの演じる主人公は自分とタイプが違いすぎて共感できるところは少ない(笑)。と、先週に見た「アバウト・ア・ボーイ」の主人公のことを思い出して、また気分が暗くなってしまった。なぜだ。