12人の優しい日本人

もし日本に陪審員制度があったら…12人の陪審員がある殺人事件の無罪・有罪を争う、はずが全員「無罪」？元ネタは12人の怒れる男 -評決の行方-(字幕) [VHS](id:Ron34:20050305)で、最初は本当に自分が陪審員に選ばれてこんな人たちだったら嫌だなあと思っていたが（観終わってからも思うけど）、議論の二転三転する様は元ネタ同様非常に面白い。三谷幸喜だけに小さな笑いがちりばめてあるが、シリアスな部分だけでもずいぶん楽しめる。設定とか発言の中身や事件の内容にも元ネタから引っ張ってきているところがあるようで、詳細を忘れてしまっているのでもう一度見直さないと。
一応主役は豊川悦司で、実際彼は話を大きく展開させるきっかけを作るけど、でも全体としては12人それぞれが個性豊かな味を出している。この作品も舞台が元となっていてテンポがよく、こんなの観てると舞台も久しぶりに観たいなあなんて思ってきてしまう。学生演劇でいいから近所で探そうかな。

12人の優しい日本人 [DVD]

追記・リンク先見てたら、ちょうど今年リニューアルして舞台やるみたいですね。でもチケットなんてとれないだろうなあ。→公式サイト